昨日、ふと思い立ち、九州国立博物館で始まった「法然と極楽浄土」を観に行ってきました。
特に浄土宗の信者というわけではないですが、仕事柄というのもあったり、年間パスも持っているので。
しかし、法然の平安時代末期といえば、動乱の時期で疫病も頻発して、当時は薬もろくになかったでしようから、そりゃあ相当人々の不安は大きかったでしょうね。
なんかの本で、平安時代の初期は気候が温暖で藤原氏が繁栄したけれど、後期は寒冷になり人が暮らすにはつらい時代になったというようなことを書いてあったような。
展覧会の内容としては、正直あんまり期待感もなく行ったのもあったのですが、ちょっと逆に圧巻でした。
想像以上に見どころがたくさんあって、掛軸や仏像などをじっくり眺めて楽しく過ごせました。
↑法然寺というお寺に収蔵されているという江戸時代に作られた木彫像。象と猫がかわいくて家に飾りたいぐらいでした(笑)
そういえば、観覧中にどうも相当お詳しい方も来られていたようで、お連れの方とすごく濃い内容の話をされておられました。
おさらいのために、3,000円で販売されていた相当分厚い図録を買って帰ろうと思っていたんですが、その上の階の文化交流展(平常展)を観てきたら、コロッと忘れてしまってまって…。それだけが心残りです…(笑)
本は持ち歩くと重いので後で買おうと思ったんですが…。