先日は飯塚市にある旧伊藤伝右衛門邸に行ってきました。
初めて訪れました。平日の午前中でしたので誰も人がおらず、ほぼ私一人貸し切り状態…(笑)
お陰でゆっくり見て回れました。
※展示物の内容はおそらく時期や入れ替えなどで違う場合があると思います。


和の小物がたくさん展示されていました。


京都を思わせるような豪華な庭園で驚きました。邸宅に使われている硝子も当時のままのようで風情も感じられました。


巨大な床の間には大きな双幅の明の黄檗宗の禅僧である隠元隆起の書がドンと掛けてあり、度肝を抜かれました。


数か所に、柳原白蓮の掛軸が掛けてありました。これを詠みほどくだけでも味わい深いかもしれません。

別館には柳原白蓮の当時の歌集などが展示されていました。
私としては、伊藤伝衛門その人より、元配偶者の柳原白蓮の人生についての方が気になりました。
柳原白蓮の細かな生い立ちは、他のウェブサイトを読まれると良いと思いますが、彼女の人生はなかなか波乱万丈ですね。
まあしかし、バリバリのビジネスマンで放蕩者の伊藤伝衛門と繊細な文化人女性との結婚生活は、さすがに無理があったのだろうなとは思いますよね…。繊細だけではなかったのかもしれないですが。
その後の宮崎龍介との駆け落ちは確かにある意味必然とも言えそうな気もしなくもないです。結局は経済的な豊かさでは得られない何かを白蓮は求めたのでしょうね。それが結果2度の離婚と3度の結婚であって。1回目、2回目は本人の意思ではなかったわけですからね。その何かは本人しかわからないでしょうけど。
それでも当時としてはかなり勇気のいることだったのかもしれませんね。華族で皇室とも所縁があった人でもあったわけで。
しかし、博物館や美術館に展示してある史料や作品などと比べて、この場所は実際に住まわれていた邸宅なので、由来がはっきりしているので、それを知った上で邸宅を回るとちょっと感情移入してしまいますね。
まあある意味、他人様のお宅に伺っているようなものですからね…。
予想以上に学びになる場所でした。
