私もよく旧家のお宅を解体する前や、売却の前に買取を依頼されるのですが、本当によくあるのが、「価値が分からないので、おたくが来られる前に、要らないものは捨ててしまった」ということです。
また、「もっと早くおたくにお会いしていれば良かった。」とも言われます(これは本当に非常に多いです。と言うより誇張ではなく物凄く多いです・・・)。
それだけ機会損失されている方が多いとも言えるかもしれませんね。
ということで、家屋・古屋・古民家等の解体の際に買取をお願いするメリット、デメリットについて考えてみました。
不用品を捨てずに買取に回すメリット
家屋の解体費用の足しになる可能性
よほどの買取金額にならない限り解体費用まで浮くほどにはならなかとは思いますが、不用品の買取により、解体費用の負担を少し軽減できる可能性があります。
不用品の処分にもお金が掛かる
よく解体前のお宅に伺うと、既に多くのものを処分してあることがあるのですが、捨てる前、もしくは処分業者に処分をお願いする前に買取を依頼しておけば、多少なりとも処分する物量が減るため、処分に掛かる費用が多少減るか、買取の金額で少し金銭的な負担が減るということは期待できます。
不要なものが片付く
何より、私が伺って査定すると、多くの方が仰るのが、「片付いて良かった!」ということです。
中には、生前・遺品整理が積年の課題で、悩みの種だったと仰る方もおられます。
「専門の人に何が価値があるか見てもらえたので、あとはこれで心置きなく捨てられる!」と喜ばれることも多々あります。
「価値がわからないので捨てるのも気が引ける」という方も本当に多いです。
ゴミ収集場へ持って行く手間が省ける
それからよくあるのが、私が伺う前に、何度もゴミ処理場へ不用品を運ばれる方が多いことです。
ただ、これも考え方によっては、ごみ処理場へ持って行く前に、買取業者に先に見てもらった方がお得です。
なぜなら、ごみ処理場へ不用品を持って行く手間が多少なりとも減るからです。
もちろん、買取業者は買取できるものしか持って帰りませんが、処分する物量が減るだけでご負担も軽くなるようです。
たまにご依頼主から、「これもいらないから出来れば持って行ってよ」と言われるのですが、可能な限り対応させて頂いております・・・。
また、ごみ処理場に捨てたものにも価値があるものもあったかもしれません。
ですので、ごみ処理場へ持って行く前に、買取業者に査定を依頼する方がお得かと思います。
デメリット
デメリットは・・・。
- 買取業者への連絡や準備に手間がかかる。
- どこの業者が良いかわかりにくい。初めてで頼みにくい。
ということでしょうか。
一つ言えることは、特殊なもの、専門的なものは、CMなどでよく知られたチェーン店よりも、専門分野の人にお願いする方が価値を見極めてくれるというのはあるかと思います。
リサイクル品は、リサイクルショップ、貴金属は質屋さんや貴金属専門店、その他、古書や骨董、家具など専門分野に合わせて売り先を変えるというのも一つの手段だと思います。
その分、手間はかかるので、時間に余裕を持って準備されると良いかもしれませんね。
まとめ
メリットとデメリットから考えても、メリットの方が大きいように思いますね。
家の解体をされる際は、このことを頭の片隅に置かれておくと良いかもしれませんね。
当店では、時代の古いもの(古書・古文書・掛軸・古い史料・絵葉書・古写真・ポスター・骨董等)を中心に買取しております。
古い物には文化的な側面もあります。捨てる前にご相談頂けますと幸いです。
何かのお役に立てれば幸いです。
買取品目に関しては、買取できるもの・できないものをご覧ください。
宅配買取も行っております。