先日、店頭にて掛軸を数点買取させて頂きましたが、その中にはかなり傷んでいるものもありました。

実際に広げてみると、紙が劣化して上部が破れていました。
また、開こうとすると、ビリビリと破れが増していくようで、途中で止めました。
ただ、中身を見るとまだ作品自体まで完全に破れていない状態でしたので、どうにかなるかもという判断をしました。どうにもならない場合も多々ありますが…(笑)
当面は破れが広がらないように後ろからテープ等で仮留めを入れておくという感じですかね。当店は表具店ではないので、補修はできません。
掛軸の場合、作品は大体、絹や絖(ぬめ)、紙などの上に描かれて(書かれて)いることが多く、特に紙の場合は劣化の影響を受けやすい傾向があります。これは紙の種類にもよるのですが、私が見てきた限りでは、和紙などは比較的劣化が少なく、それ以外の場合は経年の影響を受けているケースをよく見ます。
また絹の場合はシミがつくとシミ抜きが難しいため、作品の価値が著しく下がるか、価値がなくなるケースも多いです。
今回の場合は、かなり傷んでいるものでしたが、中の作品を見て、当然リスクはありますが、どうにかならないものかと思案して、ひとまずお引き取りしようと判断して買取させて頂きました。
このように数はかなり少ないですが、ボロボロで傷んでいても買取ができるケースもありますので、そのようなものを見つけられた場合は、捨てずにご相談いただければと思います。但し買取可を保証するものではございません。
