
実家の遺品などを片付ける際、「何から手を付ければいいのだろう」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
時間がない方や、ご自身での整理が難しい方、大量の家財の搬出や家全体の片付けが必要な場合は、遺品整理業者へお願いする方法もあります。
一方で、時間に余裕がある場合は、最初からすべてを処分するのではなく、まず「何に価値があるのか」を知るところから始める方法もあります。
ご自身やご家族の状況に合わせて、無理のない整理方法を選ばれるとよいと思います。
ここでは、長年古いものを扱ってきた一個人の目線から、「私ならこのように整理する」という方法を少し書いてみたいと思います。
仕分け・整理する

まずは、ある程度ご自身でざっくりで良いので仕分けしてみると良いかもしれないですね。
何がどこにあるかわからない状態ですと、それだけで整理するのが億劫になって一向に進まないということもあるかもしれないです。
重いものや大きなものは保留にしておいても良いかもしれないです。
また、ご自身でこれは貴重なものだと思うものや、これだけは残しておきたいというものは、あらかじめご自身のものとして保管しておくことが大切です。
何に価値が「あるか・ないか」をまず先に知る
よくあるのが、私が古いものの買取でお宅に伺うと、「古いものが結構あったけれど、捨ててしまった」というケースがあることです。
それでも私が、その中から残ったものを仕分けすると案外買取ができることもあり、「そういうものなら、まだたくさんありましたけど、全部捨てました」というご返答があり、「それはもったいないことをしましたね」ということが実はかなりあります…。
金銭的な価値もそうですが、捨ててしまうと、本来はどこかで使われた可能性まで消えてしまうのは少々もったいない気もします。
ですので、価値がないとご自身で判断され、処分される前に、一度立ち止まって専門業者に問い合わせてみるのが良い場合も多々あるかもしれないですね。
専門業者というのも、それぞれ得意不得意があり、例えば、貴金属や宝飾類、ブランド品が得意な業者もおられれば、リサイクル品全般が得意な業者、私のように、古い文化的な品物の扱いが得意な業者などに分かれます。リサイクルでも少しこだわりのあるオーディオのようなものなら、オーディオを専門で取り扱っている業者さんがベストな場合もあります。
私の場合ですと、古いものを取り扱っている専門業者ですので、仮に、貴金属や家電リサイクル品の買取を依頼されても適切な価値判断ができるとは到底言えませんので、当然ながら、そういうお仕事はそもそも引き受けません。
反対に、私がある程度適切な判断ができるかなと思える分野の仕事は引き受けるようにしています。
整理される側の方には少し手間にはなりますが、このようにできるだけ判断を全部同じ業者に丸投げするのではなく、量が多い場合やちょっと分野が違うなというものは、品物ごとに専門業者に分けるという選択が望ましいかもしれないですね。もちろん量が少ない場合はまとめて処分するか、価値があるようなら、個別に業者に買取ってもらったり、ご自身でネットで販売するなども良いかもしれません。
残ったものをどのように処分するかを検討する
このように専門業者に見てもらった後に、残ったものの処分を検討すると、手間がかなり省ける可能性があります。
ある程度専門業者さんに見てもらったり、売却した後であれば、心おきなく残りはほとんどが処分していいということになりますからね。
そういう不要なものは、ご自身でごみ処理施設に持って行き処分するか、もしくは大量の場合は処分業者さんにお願いすれば良いわけですから。
最初は面倒な連絡や対応が必要かもしれませんが、あとが楽ですよね。
仕分け(整理)から処分までの流れ

遺品整理では、最初から「残す・捨てる」を決める必要はありません。
特に、古いものや見慣れないものは、価値が分からないまま処分してしまうと、あとから取り戻すことができません。まずは大まかに仕分けをして、判断に迷うものだけ専門業者に見てもらう方法があります。
すべてを売る必要も、すべてを残す必要もありません。価値を知ったうえで、残す・売る・譲る・処分する。それだけでも、実家や遺品の整理はずいぶん進めやすくなるかもしれないですね。
古い掛軸や書道具、古写真、絵葉書、古美術品、古いものなどは、見た目だけでは価値を判断しにくいものがあります。
処分するか迷っているものがありましたら、当店でも内容を確認しています。まずは価値を知るための一つの方法としてご利用ください。
